歯列矯正の治療費は、手術を必要とする外科矯正や口蓋裂等の先天疾患に対する矯正治療を除いては自費治療となり、各医療機関が自由に治療費を設定して良いことになっています。以前は大学病院、特に国立病院の治療費が安い傾向にありましたが、国立大学も独立法人として独自に経営を考えなくてはいけない時代になり、治療費は値上げの方向にあるようです。地方では安く、首都圏では高い傾向があるようですが、表側の治療で70万から100万以上と幅があるようです。治療費の高い低いは各医療機関の治療方針、設備形態、人員体制により一概に評価するものではないと思います。ただ、かなり治療費の設定が安い場合には何か理由があるかもしれません。
治療費の設定で一番迷うのが、細分化方式かパック方式の違いかと思います。利点、欠点は表のようになりますが、どちらが良いかは患者さまの判断によるものかと思います。治療の難易度は治療期間に反映されますので、治療期間により治療費が変動する細分化方式のほうが明瞭で、公平な治療体系ではないかと個人的には考えています。
| 利点 | 欠点 | |
|---|---|---|
| 細分化方式 | ・治療費の明細が明瞭 ・簡単なケースの場合割安になる |
・総額がわかりにくい |
| パック方式 | ・当初に資金計画がたてやすい | ・治療期間が短い場合に払いすぎになる場合がある ・治療費の明細が不明瞭 |